「秋の史跡学習会」に参加して 二号車 事務局総務 延町 森本一郎  HP:綾部の文化財へ

高台寺執事兼圓徳院住職・
後藤典生師と共に 2号車

全体として、ゆったりとした時間の中で講話やお茶席もあり、見るべき物も沢山有って、京の秋を楽しめた一日であった。豊国神社の唐門は、伏見城の特色をとどめる遺構で、重厚な中に金色の装飾がなされ、桃山時代の豪華さが良く出ていると思った。方広寺の例の大梵鐘も、歴史的には野ざらしに成っていた時期もあり、今の鐘楼に百トン近いものをどの様にして吊り下げたのか興味が湧いた。

 でかい事好きの秀吉が、大岩に乗って陣頭指揮をしたと言われる「泣き石」そんな絵をいつか見た気がする。

 昼食は、これぞ京料理と言う様な湯葉料理を美味しく頂く。

 直ぐそこに見える「八坂の塔」がチョット気になって行ってみる。589年に聖徳太子が建てられた、日本で初めて建った五重塔との事。今の物は1440年に建て替えられた「国重文・室町期」で有った。三層まで上れ、境内には木曽義仲公の首塚も有った。

 高台寺では、圓徳院の後藤典生住職の法話をお聞きする。何事にも一生懸命になりなさい。誰とも大らかに真摯(しんし)に付き合いなさい。幸せは自分の心の内にこそ有るのですよ。他人に迷惑をかけないことと、人としての行儀を確立しておく事が、生きる上での基礎だと言われ、今をありのまま受けとめ、精一杯生きる事が仏の教えである、とお話に成りました。

 霊屋の高台寺蒔絵は、奥の方で見えづらかったが、バスの中で辻本顧問提供のビデオを見せて頂いていたお陰で、良く判り有難く思った。開山堂は、北の政所の御所車の天井が使われたそうだが、それから想像される牛車の大きさに少し驚いた。傘亭や時雨亭も趣のある建物で、中で一度静かに座ってみたい気がした。
 ねね終焉の圓徳院は、伏見城の「化粧御殿」と同庭園を移築した物と言われているが、流石に女性の住まわれた所と言う感じで、座敷から眺める国名勝の「北庭」のたたずまいは、実に見事なものだった。もう少し紅葉が進んでいれば最高だったが、好天に恵まれ全員のご協力を得て、予定通り終了出来たことは幸いな事であった