「綾部市文化協会後援」

第42回春の研修旅行「奈良県の国宝文化財を訪ね」当麻寺(たいまでら)石上(いそのかみ)神宮・天理大学附属天理参考館        事務局 四方續夫

見学箇所等についてのご案内
今回の学習会は、「綾部が民俗・民具・文化財の宝庫」なら、「奈良・京都は国宝の山」で貸切大型バス二台を別添のように廻しますのでご家族・ご友人を誘って是非とも多数の方の申し込みを頂くようお願い申しあげます。

当麻寺(真言・浄土両宗)
(到着十時十分頃、当麻寺、中之坊で昼食後、十二時三十分徒歩でバスへ向かいます。)

 大和盆地の西端・大阪府に接する二上山(にじょうざん)の東麓の奈良県葛城市当麻にある当麻寺は紀元六一二年聖徳太子の教えによって異母弟である麻呂子(まろこ)親王(しんのう)が河内に万法蔵院(まんぽうぞういん)を建立した。その後、親王の夢に従って、六八一年、当麻(たいまの)国見(くにみ)(麻呂子親王の孫)が(えん)行者(ぎょうじゃ)開山のこの地へ移したのが当麻寺です。麻呂子親王伝説は大江山の鬼退治から綾部の「志賀の七不思議」、大江町の元伊勢神宮内宮の「麻呂子親王お手植の杉」等と綾部や福知山、宮津にも多くの伝説があります。又、藤原不比等の曾孫(藤原豊成娘)の中将姫が十六歳の時に継母に命を狙われ現世の浄土を求め、この寺の住職に認められ尼僧となった姫は、極楽浄土の光景を、蓮糸で一夜にして織り上げられたと伝えられている。これが当麻曼荼羅(国宝で本尊となったという。

当寺にはバスの駐車場が無いので、登り参道を約十分歩いて東大門(仁王門)へ向かいます。

 

国宝の本堂(中には国宝の当麻曼荼羅厨子等がある)

国宝・本堂(曼荼羅堂)
 内陣は天平時代、外陣は藤原時代で元は先手堂と呼ばれる小さな御堂であったが、曼荼羅信仰の高まりと共に大きくなり現在は当麻寺の本堂です。中には次の文化財があります。

当麻寺曼荼羅(重文、室町時代)

厨子=国宝(天平時代)

須弥壇・国宝(源頼朝の寄贈とされる)

十一面観音菩薩像(重文、弘仁時代)

中将姫29才像(伝御自作)

来迎弥陀(伝恵心僧都作)

弘法大師参篭の間(弘仁時代、810~24)に真言密教を伝えられた弘法大師が21日間参籠された間。

重文・金堂(鎌倉時代)

 曼荼羅堂が本堂となる以前の当麻寺の御堂。その為、この金堂を中心に講堂や東西両塔が並んでいます。現在の建物は鎌倉時代の再建です。

四天王像(重文、白鳳時代及び鎌倉時代、寺伝によれば百済より献納されたされ、異国的雰囲気の日本最古の乾漆像)

弥勒菩薩像(国宝、粘土造りの塑像(そぞう)

不動明王像(藤原時代、本尊の御前立として安置され、カルラ炎と呼ばれる光背が見事です)

役の行者・前鬼・後鬼像(室町時代)

重文・講堂(鎌倉時代)  金堂と同じ鎌倉時代の再建。

阿弥陀如来坐像(重文、藤原時代、講堂のご本尊、寄世木造り、京都定朝風)

妙幢(みょうとう)菩薩坐像(重文、地蔵菩薩の古名で全国的に珍しい木造りです)

 
 見事な国宝の三重塔(西塔、
最近奈良県立樫原考古学研究所の発掘で
680年白鳳時代のものと判明した)

その他の国宝・重要文化財

東西の三重塔(白鳳時代の国宝で東西の塔があるのはこの当麻寺のみです)

梵鐘(国宝、白鳳時代で日本最古のもの)

石燈籠(重文、白鳳時代、日本最古のもの)

当麻寺中之坊(高野山真言宗別格本山)

 本堂(中将姫剃髪堂、桃山時代)は中将姫を手引きした「導き観音」として十一面観音をご本尊としている。「法如」の尼僧名を授かり安産、健康、厄除の祈願が多い。

 
 当麻寺中ノ坊本堂

大和三名園「香藕(こうぐう)(えん)」(名勝・史蹟・桃山時代)

 仲之坊庭園は古くから大和三名園(吉野山の竹林院、大和郡山市の慈光院)と賞される池泉回遊式兼観賞式庭園。鎌倉時代に起源をもち桃山時代に完成。さらに江戸初期に後西天皇(第百十一代)を迎えるため片桐石集州によって改修された。極端に低い土塀で二段構えとし、国宝の三重の東塔が借景として映え、心字池にその影を落とす。その歴史の重みと四季を通じた景観の美しさから昭和九年に史蹟と名勝の所存指定を受ける大和屈指の庭園です。

書院・茶室(重要文化財、桃山時代―江戸初期)

 後西天皇をお迎えした仲之坊書院は、(こけら)葺きの情緒豊かな建築で「御幸の間」、「鷺の間」、「鶴の間」などからなる。張壁、襖絵は、江戸初期の大家・曽我二直庵の筆になる楼閣、山水、花鳥の名画である。(秋の特別公開時の未見学できます。)

その他

霊宝舘

千三百年の歴史を有する仲之坊には、伝わる宝物も数多くあり、順次公開展示されます。

中将姫誓いの石、中将姫髪塚、役の行者加持水の井戸、茶筅塚等がある。

昼食は仲之坊にて精進料理(11時50分から12時30分、徒歩でバスまで帰ります。トイレは必ず済ませて出発願います。
(電話:0745-48-2001)

石上(いそのかみ)神宮(じんぐう)(式内社・明神大社)  (到着、13時30分予定、出発14時25分)

 

石上神宮の国宝の拝殿

 天理教会本部の南東約一キロメートルのうっそうとした森のなかに石上神宮がある(祭神・()()御魂(みたま)神・布留(ふる)御魂(みたま)神・布都斯(ふつし)(みたま)神)がある。「布留の社」とよばれ、大神(おおみわ)神社と並んでわが国最古の神社と考えられています。

 祭神の布都御魂神は神武天皇が大和に入ったとき、(たけ)(みか)(づち)神が帯びていたという平国之(くにむけの)(つるぎ)(布都御魂)であり、この地に祀られたものという。「日本書記」によれば、神武天皇は即位ののち物部氏の遠祖の宇摩(うま)()()()(のみこと)にこの剣を与え、宮中に奉祀させた。宇摩志麻治命は父・饒速(にぎはや)()命が降臨した際に天津(あまつ)御祖(みおや)から賜った十種の神宝を天皇に献上し、神盾を立てて祀ったという。社殿では、その後崇神天皇のとき、この地を本拠地とした物部伊香(いか)(しこ)()に命じて石上の高庭に移したという。布留の社は古代以来多くの武器が奉納され、古代国家の武器庫としての性格をもっていたと考えられている。そのため、大和王権の軍事をつかさどった物部氏の氏神となり、その一族の信仰を集めた。 

又、古代の多くの和歌に詠まれ「歌枕」として知られ、「万葉集」にも「石上布留の神杉神さびし恋をもわれは更にするかも」と詠われ、神宮参道の左側に柿本人麻呂の「をとめらが袖布留山の瑞垣(みずがき)の久しき時ゆおもひき吾は」と云う歌碑がある。神社信仰の古式をとどめ、江戸時代までは神殿がなくうっそうとして森が延々と続く背後の布留山が神体となっていた。(注、布留遺跡の出土品は天理参考館3階18号室に展示されています。)

石上神宮拝殿(国宝)
 永保元年(1081)皇居の(しん)()殿(でん)を移したとされる邸宅風の拝殿で、仏堂風の外観で入母屋造、桧皮葺の屋根、母屋の周りに(ひさし)をめぐらし、母屋は丸柱を立て、組入天井を張り、(かしら)(ぬき)など組物の木鼻の形状は、初期の大仏様の影響を見せる、拝殿建築の古い形式を残す遺構である。

摂社出雲健雄神社拝殿(国宝)

 天理市杣之内町にあった内山永久寺の鎮守社の拝殿を大正三年(1914)に移築したもので、正面五間のうち、中央の一間は土間とし、「()(どう)」と呼ばれる通り口としている。このような形式は「割拝殿」と呼ばれこの建物は現存最古のものである。引き違いの各格子や、両面の板扉など全体が住宅風の意匠で統一されている。又、軒を飾る(かえる)(また)の部材は形は鎌倉時代の趣味をよく伝えている。

 
国宝の摂社出雲健雄神社拝殿

(しち)支刀(しとう)(国宝)
長さ74.9センチメートルで石上神宮の神宝として長い間伝えられてきた鉄剣。 

刀身の左右に三つずつ枝刀を段違いに出した特殊な形状をしていることからこの名がある。表面に三十四字、裏面にニ十七字の銘文を(きん)象嵌(ぞうがん)で表している、銘文はさびなどで損傷が激しいが明治六年から多くの研究者の解読作業が行なわれてきた。

 いまだ諸説があるが、四世紀頃、朝鮮半島の百済王から倭国(日本)王に贈られたことを記したものとされる。古代の対外交流を」示す史料として貴重な品である。現在では精密なレプリカのみが見れます。




天理大学付属天理参考館  14時40分~15時20分)

 
 二階から一階を望む

当館は海外に渡り天理教を広めようとする人々が、諸外国の諸外国の生活慣習や歴史などの知識を深めるため中山(なかやま)正善(しょうぜん)二代真柱(しんばしら)によって昭和五年に創設され、現在の建物は平成十三年に開設されたものです。

 収集三十万点の内約三千点が「世界の生活文化」、「世界の考古美術」というテーマで展示されています。尚3階の第18室では教会本部建設の際に布留遺跡の出土品も展示してあります。

出発は午後3時20分です手洗いを済ませてバスに乗車願います。(時間厳守) 

第四十二回春の研修旅行「奈良県の国宝文化財を訪ねて・当麻寺・石上神宮・天理参考館」参加のご案内    事務局 四方續夫

今回の研修旅行は「志賀の七不思議」にも関係する葛城市の当麻寺を中心に日帰りでは大変行きにくい所を計画しました。 

計画役員一同自信を持って参加をお薦め致します。会員外の参加申し込みも受付ますが、年会費千円を別途頂きます。

      記

、期日 平成23年6月2日(木)

二、集合場所・時間は乗車場所により違いますので、出発予定より10分ほど早くご集合願います。

三、見学箇所:当麻寺とその中之坊、石上神宮、天理大学付属天理参考館

四、参加費 お一人9,000円(貸切バス代、昼食代、拝観料及び入館料、心付、手作り記念写真2枚の代金を含みます。)
五、募集人員 90名(京都交通貸切バス2台予定)
、申し込み方法 5月18日(木)までに参加者全員の〒番号・お名前・ご住所・電話番号・バスの乗車場所を明記し、葉書にて申し込み下さい。特別緊急以外の電話申し込みはお断りします。
七、申込先 〒番号:623―0004 綾部市多田町後路28 四方續夫 宛

 行程表
号車:上杉バス停=白道路公民館=物部たきたて=新庄バス停=綾高前バス停=綾部駅北口
     6:35  6:45   6:50   6:55  7:10   7:30
号車:市野瀬バス停=大町バス停=寺町バス停=井根口バス停=十倉バス停=山家バス停=
     6:35   6:40 6:45  6:50   7:00   7:20
綾部大橋バス停=綾部駅北口(合流)=綾部IC=西紀SA=南阪名道=葛城IC
     7:25   7:30       8:10~25

当麻寺・中之坊(精進料理の昼食)石上神宮===天理大学付属天理参考館==天理IC
   10:10~        12:30   13:40 14:25   14:40    15:20(時間厳守)

=西名阪=香芝SA(休憩・買物)=西紀SA===綾部IC}=綾部駅北口
      15:50~16:20   17:55~18;10       18:50頃
号車=綾高前バス停=
新庄バス停=物部たきたて=白道路公民館=上杉バス停
       19:05頃   19:10頃     19:15頃    19:25頃   18:55頃

号車=綾部大橋バス停=山家バス停=十倉バス停=井根口バス停=寺町バス停=大町バス停=
       18:55頃      19;00頃  19:20頃    19:30頃   19:35頃    19:40頃
=市野瀬バス停
   19:45頃