妙心寺を訪ねて   二号車 十倉名畑町 森 和代 様

 
 臨済宗妙心寺派大本山・山門、仏堂、法堂
(全て国の重文)をバックに2号車

子供の頃より妙心寺について話をきいていましたが、一度は訪れたいと思いつつ、その機会がなく過ごしてきました。会の方で企画され大変嬉しく参加させていただきました。

 その上、今年の初雪が降り心清められる思いがし、研修旅行に雪が降るのは始めてではないでしょうか。

 ガイドさんに山門、仏堂、法堂と一直線に建てられていると説明があり、高い所より見ると、さぞかし美しい眺めではないかと、想像しつつ、法堂の内部を案内され鏡天井に描かれている「八方にらみの竜」を堂内を廻りながら見上げていると鐘の音にびっくり。録音された黄鐘調(おうしきちょう)の梵鐘の音色だと聞かせていただいたが、黄鐘調とは調べてみると雅楽の十二律の一つの音色と書かれています。私にはよく解りませんが何気なく聞いている鐘の音色にも、いろいろな音色があるのだと気付かされました。

 次に明知風呂を見学し、お湯沸しの雲水さん、さぞさぞかし大変、これも修業の一つとして励まれたのかも知れない。

 退蔵院の国宝の「(ひよう)鯰図(ねんず)」を聞いていました。複写だが見せていただき、何とも不思議な明るさ、微笑ましさ、のんびりした感を受けました。床の軸に「東海一休」としるされていて「東海」とは、一休さんの事だと教えられました。

 この枯山水の庭は多彩な石組を配し、自然景観を連想させて親しみやすい印象を受けました。

 余香園のへの中門に(なまず)の透かし彫りがほどこされ、遊び心が伺われ、「細流水琴窟」の音色は心がいやされる思いがしました。

 桂春院までの石畳の道、昔は土道で雨が大変だった様子。周囲の景色を眺めていると「坂から車がきますよ、自転車が来ますよ」との声。お寺の境内なのか、外なのか変な気持ち。やっとたどりつき「真如(しんにょ)の庭」でホットし、ガイドさんの説明を聞く。襖絵の水墨画「松に三日月」をじっくり眺め、燈籠に変わったのがあったので聞いたところ「どこにも書いてないのですが」とノートを開いて見てくださったのですが、見当たらず「もう一度勉強します」とおっしゃり、お気の毒なことをしました。「思の庭」飛び石づたいの路地庭「侘びの庭」うっかりすると見落としてしまいそうな茶室、心打たれるものがありました。