綾部の文化財 会報67号編集組替
春の研修旅行 1号車常任幹事 鍛治屋町 塩見次郎氏
 綾部の文化財を守る会の第四十回春の研修旅行が青葉若葉の目に染む六月五日、天気も少し心配されましたが、一日を通してまずヽの空模様で開催されました。
 今回は久しぶりに滋賀県(国宝の数は多さでは全国で四番目)=湖南三山国宝文化財を訪ねて=@善水寺、A常楽寺、B長壽寺へ。参加総数七十名の会員が京都交通の二台のバスに分乗し、朝八時綾部駅北口を出発、一路近江路へ。
 車中においては一号車では渡邉敬治先生が、二号車では四方事務局長からそれぞれ各訪問する寺院の由来、更に主な国宝に関する説明を詳しくお聞きしました。
 叉、バスガイドさんの美声による重要地点の案内をうけている間に、早バスは第一番目の研修寺院である善水寺へ到着。
 直ちに国宝の本堂を背景にご住職と共に記念撮影。そのあと本堂に詣でて、住職様よりお寺の由来等についてのお話を聞きし、十一過ぎ昼食場所の「鮎屋の郷」へと向かいました。
 次に二番目の研修寺院の阿星山常楽寺へ。当山においても国宝の本堂にお参りし、住職様より由来等ユーモアたっぷりなお話をお聞きして、国宝の三重塔を本堂裏山に見て、次の研修寺院・阿星山長壽寺へ。
 この寺でも国宝の本堂にて住職様より詳細にわたり説明を頂き、当山を辞す。
 以上で今回の研修旅行もとどこおりなく終了。
 二台のバス共々事故もなく無事予定通りの時間で綾部へ帰着することができましたのも御参加下さった皆様方全員の御協力あってのことと思考いたします。 
有り難うございました。
最後に今回の研修旅行に参加させて頂き、
私なりに感じました事柄につきまして少しばかり申しあげます。
 まず一見、各伽藍の見事な建築物は申すに及ばず、本尊薬師如来像を初めとして十二神将に至る、各々の仏像の精巧な創作技術はどこから発信されたものか、一、000年以前の時代において、その製作にあたられた仏師の方々等の創造力「おそらく当時においてモデル的なような物があったとは考えにくい」そのような現状の中で、仏様・神将等一躯ヽそれぞれ異なる様相が表現されていることに関し、誠に感激を覚えたものでした。 昔の人々の偉大さを改めて感じた一日であったと思いました。
写真:常楽寺の国宝本堂と国宝三重塔をバックに若林師と共に