文化財を守る会 発足 三十五周年を迎えて 会長 大 嶋 文 隆 綾部の文化財を守る会のHPへ
「綾部の文化財を守る会」は、昭和四十四年十二月十日 綾部市民センターに於いて創立総会を開催し 発足しましてから、本年は 三十五周年を迎えました。
昭和四十五年三月発行の機関紙「綾部の文化財」第一号によりますと「昭和四十四年秋、綾部市旭町覚応寺の「仁王像が売られるそうな」という噂を聞いて、文化財を守ろうとする大きな動きとなり、五百余名の参加で発足した。
問題の仁王像は、中央仏師により鎌倉期に作られ八百年近く経た重要文化財級のもので、海外流出も心配された。
お寺の経営も苦しかったこともあり、檀家、市教育委員会、京都府、文化財を守る会で百方手をつくしたが、結局契約通り美術商横山氏が買いとることとなった。幸い横山氏の理解と、府文化財保護課、国立京都博物館のお骨折り、寺総代さんのご努力により海外流出を免れて、一先づ国立京都博物館に安置されることとなり、一月二十三日 仁王像は京都へ向かわれた。
同年二月 文化財を守る会は、京都国立博物館、京都府教育委員会、綾部市長あて 永久保存について要望書を提出した。
(以上、当時事務局長 相根義夫氏記)」
このような経過を経て「綾部の文化財を守る会」は 今三十五年の年輪を重ねてきました。
この間、綾部の文化、文化財への意識の昂揚、会員ほかを対象とした学習会、現地研修会を通じての 文化財の勉強
歴史の確認、見聞、そうして会員の親睦等その実績、成果は貴重なものがあります。
このためにご苦労をいただいた歴代の役員さん、しっかりと支えて下さった会員の皆さんに深い敬意と感謝を申し上げます。
本会では、この三十五年間をふり返り記念する行事を十一月に予定しています。
よろしくお願いいたします。