八津合八幡宮  八津合町  綾部の文化財   駒札一覧表へ

 当社は、旧の郷社であったが、現在は、八津合十一町区の総氏神である。
八幡宮の主祭神は応神天皇で、社伝によると、建武二年(1335)に元八幡の地よりここに遷座して再建、本殿は、文化十二年(1815)領主藤懸永恵の命によって再造営された。大形の一間社流造の建物で、前面に唐破風造の拝所を付設しているのが特長である。
 棟札によると、大工は播州来住村兵右衛門で、拝所や本殿に飾られている象、獅子、雲、鶴などの動植物の彫刻は、丹波・丹後に多くの建築彫刻を残している、氷上郡柏原彫刻師中井政忠によるものであることが本殿脇障子の刻銘によっても明らかで、この本殿は、文化の頃特有のおおらかな装飾感覚をもつ建物本体に、上述の優秀な彫刻群が調和して優れた建物となっている。
 また八幡宮一ノ鳥居は、旧若狭街道に面して建てられた大型の木造両部鳥居で、親柱を礎石の上にたて、前後の控柱で支える形式の鳥居で文久二年(1862)の建立である。笠木の勾配の取り方や全体の美しさ、重厚さは抜群である。
 一方、八幡宮の境内地は街道から直線軸に主要社殿を配し、周囲の老杉や植林樹が一体となって「鎮守の森」の形態をとどめており、こうした境内地景観を保全するため、文化財環境保全地区に決定された。  平成5年11月 綾部の文化財を守る会
指定文化財 京都府指定 八幡宮本殿 建造物 1棟 江戸時代
京都府登録 八幡宮一ノ鳥居  建造物 1基 江戸時代
京都府決定 八幡宮文化財保全地区
八津合八幡宮一ノ鳥居 八津合八幡宮文化財保全地区 郷社列格記念碑と庭園
広い境内 杉 百選  周囲4.1m 高さ40m 舞堂
二の鳥居 三の鳥居 拝殿 拝殿 本殿
狛犬 右 常夜灯 嘉永二酉八月 脇社
皇大神宮(内宮) 豊受神社(外宮) 稲荷神社 厄除神社
会報32号 平成3年4月10日
八幡宮本殿(指定) 八津合町西屋
八幡官一ノ鳥居

  八幡宮の祭神は応神天皇で、伝えによると建武二年に元八幡の地より遷座して再建、本殿は文化十二年(1815)に再造営された一間社流造りの建物である。
大工は播州加東郡来住村の兵右衛門という宮大工で、拝所や本殿に飾られている象、獅子、バク、雲と鶴など数かずの彫刻は、柏原の中井正志、正貞の父子が彫刻したものである。
八幡官一ノ鳥居(登録) 八津合町西垣
  上林街道に近接して建てられている大きな木造の両部鳥居で、その重厚さは抜群である。両部とは真言宗の金剛、胎蔵両部のことで、かつて神仏混淆の神社に多く建てられている鳥居である。
文化財環境保全地区
八幡宮(決定)八津合町西垣
  八幡宮の境内の周囲には高さ40メートルを超えると思われる杉の木立があり、山麓の植林地と合せて境内全体が杉で植栽されて、鎖守の森のたたずまいを残している。   (府文化財保護指導委員 故山下潔巳氏