会報27号 昭和63年10月5日 綾部市指定文化財(62年度分)  上林禅寺HPへ   綾部の文化財
上林禅寺の襖絵  るんびに苑」観桜会 取材  上林 八津合町

 4月1日綾部市教育委員会は、八津合町上林禅寺本堂に所蔵されている34面襖絵市の文化財として指定した。市指定文化財は32件となった。
 上林禅寺(じょうりんぜんじ)八津合町にある臨済宗南禅寺派の寺院で、観世音菩薩本尊としている。
 永仁元年(1293)天月窓白によって開山された大竜寺(もと大了寺)と、宝永五年(1708)藤懸永勝によって開基された永勝寺が、昭和43年合寺上林禅寺となったものである。
 この本堂には、上間一之間を除く五室34面障壁画が描かれており、画題は、唐獅子図12面、山水図8面、竹林七賢図4面、芦雁図6面、豊干寒山拾得図4面の計34面である。
 本障壁画には「寛政辛亥夷則/法眼元陳□□」の款記があり、寛政三年(1791)吉田元陳の作であることがわかる。              ’
 吉田元陳は京都の人で、法眼の位にまで上った当時屈指の画家で、清水寺近くに住していた。
 この障壁画はもと八津合町馬場永勝寺にあったものを遷したと伝えているが、元陳晩年の大作として貴重なものである。
名木「シダレザクラ」が咲いて「花の寺」 4月10日(日)
名木:シダレザクラ の下でるんびに苑」の子供達の観桜会  −黒川泰信禅師を囲んで− 4月10日11:30〜
取材記:上林禅寺黒川泰信禅師より、桜の見頃と「るんびに苑」の児童たちの観桜会のご連絡をいただき、好天の中を禅寺に到着、引率の先生に断りを入れてから取材しました。
 子供達は本堂で黒川禅師の点てられる「お薄」を1人1人いただき、羊羹を食べ、日本文化に親しんでいました。
黒川禅師のお話のあと、名木シダレザクラの咲き誇る庭に出て、本堂の縁側に腰かけ、お昼を楽しんでいました。指定文化財襖絵も拝見し、花の寺の写真を撮ってきました。
境内いっぱいに、スノ−ドロップなど、沢山の花が咲き誇り、色とりどりの草花・樹木が植え込まれて「花の寺」でした。